Zeit-Foto Salon EXHIBITION ツァイト・フォト・サロン 展覧会情報

ハ・サンリム 作品展

2012年10月12日(金) - 11月10日(土)
開廊時間:10:30 - 18:30(土 - 17:30) 日・月・祝日休廊

時に、
華麗なのは、つまらないことを隠すためであり、
時に、
明確な単純さは、精製された精神と思考の結果である。

ハ・サンリムは、 簡潔な線と力強い色彩で 彼女の思考を表現する。
単純さの美学について。

私の絵は、単純さの力です。その単純さは作品において、必要ではないことを、一つ一つ消していく過程の中から生まれます。初期の作品は、なるべく絵の中に多くのことを取り入れようとしていました。 若かった頃、空中から見下ろした都市の姿を全部入れようともしました。
しかし今、私が最終的に求めている世界は、絵の中に色だけを残すことです。その色とは、最初から色として存在するのではなく、すべてが排除され、最後に残るものとして。今はそのような作品の世界に向かっているところです。  (2012.05 アトリエで)


花を描く作家 ハ・サンリム。
その花は空中に浮かんでいるようにも見えて、
風に吹かれているようにも見える。

重さと空間の感覚がないため、
現実の世界に存在するものなのかと不思議に思える。
ハ・サンリムの花の絵は、
確かに花だけで成立し、簡潔で明確である。

従って、
その絵を見る我々は、花だけに集中することが出来る。
その花が何を意味するのかさえ、考える必要がない。
その花は、花そのものの個性を無くすために、
黒鉛に塗られ、又は彼女の色によって再び生まれる。

そして、現在のシリーズでは、花を描く作業からも離れ、写真に撮られた葉っぱの線をそのまま
キャンバスに写し、細いテーピングでその線を辿ることで、明確で生き生きとした線が生まれている。

描くのではなく、テーピングをするのは、
線の中に最大限、作家の感性を排除するためである。
キャンバスに塗られている色だけが、唯一ハ・サンリムが見せる彼女の世界である。

このようにして、ハ・サンリムの絵は、自然と共に共存する。
その線の単純さと色の明快さは偶然ではないのである。

また、作品における排除の意味は、我々の生における姿勢に近いとも言えよう。
我々の生の中で排除するもの、そしてその最後に残ることについて語っている。

ハ・サンリムは自分の作業の過程を修行者に例える。
キャンバスに移した、自然の細かい線を辿るテーピングの長い時間。

内面の細かい感情の排除によってもたらされる悟りの世界のように、
自我が静かである。

我々の人生において、
不要なことが排除された後に残るのが、
ある人には、苦しみであり、
ある人には、幸せであろう。

ハ・サンリムの作品が与える単純さの力は、
美的な価値と共に、
我々の人生において、排除するものと最後に残るべきものの価値について考えさせる。

 (text by Kang,Mihyun)

E-mail: ZF@zeit-foto.com

(c) Ryudai Takano



Ha, Sang Rim (ハ・サンリム)

1961 ソウル生まれ
弘益大学校絵画科 (韓国) 卒業
Fachhochschüle Kunst und Design (ドイツ) 卒業
現在、ソウル在住

<個展>
2010 Gallery 2 / ソウル
2007 Gallery IHN / ソウル
2005 Gallery IHN / ソウル
2002 Gallery IHN / ソウル
2000 MIYA Gallery / ロサンジェルス
2000 Yee Mock Gallery / ソウル
1998 365 Studio / 坡州 (韓国)
1998 Misa Gallery / ソウル
1996 Gallery IHN / ソウル
1995 Yee Mock Gallery / ソウル
1992 Gangnam Art Gallery / ソウル
1991 Gallery Icon / ソウル
1991 Gallery Ye Hyang / ソウル
1989 Fachhochschüle Kunst und Design / ケルン (ドイツ)
1989 Soo Gallery / ソウル

<主なグループ展>
2012 「Senses of Leaves」 Gallery Zandari / ソウル
2012 「Thank you! 20x20」 Gallery Mano / ソウル
2011 「Aesthetics of Beauty」 Inter alia / ソウル
2010 「Floating Petals」 Shinsegae Gallery / ソウル、釜山、光州巡回
2010 「Art Docking Spot」 Woomyeong Fine Arts Gallery / ハナム (ベトナム)
2010 「Hong Ik Woman Artists Association」 Chosun Gallery / ソウル
2009 「Yoo Art Space celebrating its 6th anniversary」 Yoo Art Space / ソウル
2010 「Contemporary Art-Alpha and Omega」 Gallery Aka Space / ソウル
2008 「THE ch ART」ガナアートセンター / ソウル
2007 「Flower-about its Beauty」高陽アラムヌリアートセンター (韓国)
2010 「The Stir-Ha Sang Rim Hong Seung Hye・Hong Jeong Hee」 Gallery SP / ソウル
2010 「Merry Christmas and A Happy New Year」 Gallery Mano / ソウル
2006 「Graduation-Atelier People」ガナアートセンター / ソウル
2010 「Big Picture+」 Gallery Mano / ソウル
2005 「One Man Show-Atelier People」ガナアートセンター / ソウル
2010 「My Private Gallery」ガナアートセンター / ソウル
「Choi Ki Seog・Ha Sang Rim」 Gallery Mano / ソウル
2003 「Tokyo Global Art 2003」新井画廊 / 東京
2002 「New Acquisitions」国立現代美術館 / 京畿道 (韓国)
2010 「Prospect and Expectation of Korea Contemporary Art」Gongpyeong Gallery / ソウル
2010 「Our Christmas」 Gallery IHN / ソウル
2001 「Korean Contemporary Art」ベトナム美術館
2010 「Woman, Nature」ソウル市立美術館 / 韓国
2010 「Korean Contemporary Art」ミャンマー国立博物館

<コレクション>
国立現代美術館(韓国), ソウル市立美術館, 国際連合ジュネーブ事務局(スイス), スウェーデン大使館(韓国), スペイン大使館(韓国), ペルー共和国大使館(韓国), インドネシア共和国大使館(韓国),アメリカ大使館(韓国), サムスン生命保険株式会社, 韓国証券取引所, 在日韓国商工会議所, PWCコンサルティング, アンダーセンコンサルティング, パラダイスホテル釜山, グランド・ヒルトン・ホテル・ソウル, ハナ銀行, CJホームショッピング株式会社, ソウルファイナンスセンター, アルペンシア, 韓国アセット・プライシング, Etc…

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